入れ歯の治療
入れ歯(義歯)は何らかの理由で失ってしまった歯の機能を回復する為の、自分で取り外しをするタイプの歯になります。自分の歯が何本か残っていて、失った部分だけを補う部分入れ歯と、全ての歯を補う総入れ歯に大別されます。
●部分入れ歯
残っている歯にバネ(クラスプ)をかけて固定します。失われた歯の数や部位、残っている歯の動揺度、形態によって設計が異なります。自費診療では全く針金が見えない設計や、磁石を使った特殊な部分床義歯もあります。
●総入れ歯
歯が一本もないところに装着する入れ歯です。人口の歯とピンク色の樹脂で歯茎の部分(床)を、製作します。保険診療ではすべてピンクの樹脂で床を製しますが、自費診療では床の部分に特殊な金属を使用することが可能です。
入れ歯の製作は顎の動き、筋肉の動き、咬み合わせの位置、発音などを記録に取りながら行います。また当院では、装着感の良い快適な入れ歯が作れるように、入れ歯の元となる材料や作り方が従来とは異なり、高い精密性・物性を持った義歯を製作する「精密義歯」をおすすめしています。
入れ歯のお手入れ方法
- 1日1回は流水で洗う(できれば毎食後)
- 入れ歯は乾燥で変形するため、就寝中は水中に保管する
- 週1回(できれば2~3日に1回)は洗浄剤を使って洗う
入れ歯を使ったまま、あるいはお口に入れたままにしておくとバイ菌が溜まってしまいます。きちんとお手入れし清潔に保つように心がけましょう。なんでもなくても半年に一度はかみ合わせのチェック・調整をするのが長持ちの秘訣です。